親父の道具箱#9

お裁縫の道具箱。

お裁縫箱。

昔からのお裁縫箱を思い出したら、今は亡き母を思い出した。

浴衣を作ったり、座布団やちょっとした小物を作るのが大好きだった母。

縫い上げた浴衣や寝間着を嬉しそうに見せてくれた母。

身長145センチ、体重38キロの小さな母。

呼吸器と循環器の持病があった母。

亡くなったあとで、ドクターに過去に二度心臓発作があったと聞き、

家族の皆が気が付かなかったことに涙を流し…

あらためて母の我慢強さを感じ、母の生き様を理解し納得できた。

母の形見分けの時、息子だから言えなかったけど、

母の裁縫箱が欲しかった。

もう少ししたら姉にお願いして、貸してもらうつもりだ。